独立電源型マルチセンサーシステム
安全な鉄道運行に欠かせない天候情報管理。
安定した気象観測を可能にするBIND Battery®による独立電源型マルチセンサーシステムの実証実験。
共同技術開発先:ジェイアール東日本コンサルタンツ株式会社
取り組みの背景
安全な鉄道運行を実現するための重要な条件のひとつに、天候の把握があります。列車の運行管理システムには、ダイヤはもちろんのこと、各駅の発着状況やトラブル、運行遅れといったあらゆる情報が入力され、管理されていますが、天候も大切な情報のひとつです。
JRでは、沿線に気象観測システムを設置していますが、安定した情報取得のために、寒冷地など天候条件が厳しい地域や停電といったトラブルにも対応できる、独立型の電源装置が望まれていました。
実証実験の概要
本プロジェクトでは、鉄道沿線の気象観測を目的とした独立電源型マルチセンサーシステム(BIND Battery®搭載)を納品し、一定期間稼働状況のモニタリングを実施しています。 2015年7月にはBIND Battery®の低温特性を生かし、積雪地域へも追加設置を行い、都市型・寒冷地型の両タイプの実証試験を実施しています。